CATEGORY 未来研究トーク

「科学と匠と芸術のコラボである模写の技術。もっとビジネスに応用できないか?」、というお話。〜未来研究トーク2015の記録(4)〜

「模写」の新たな価値を考える。 いま、東京藝術大学がアツいらしい。最近「最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常」(新潮社)なんて異色のノンフィクションも出版されていて、にわかに東京藝大ブームの兆し…でしょうか?東京芸術大学は言わずと知れた美術、音楽、映像分野をカバーする国内トップのアーティストが集まる芸術大学ですが、実は特に科学技術の観点からいま注目を集めているのが、「文化財保存学」。

「研究者だからこそできる。現場に行かない災害支援のありかたを探ってみよう」、というお話。〜未来研究トーク2015の記録(3)〜

クライシスと日常の狭間を考えることで、自分ができることが見えてくる。 震災や津波、火山などの自然災害や紛争などのクライシスがどこか遠くで起きた時、離れた場所にいる自分になにができるのかと自問したり、無力感にかられたりしたことがある方は多くいるでしょう。支援をしたいと思っても、家族や仕事の責任を持っている大人には現場ボランティアに参加するのは難しいことがほとんどです。第3回未来研究トーク2015のテーマは「非常時の行動力の源泉」。工夫を凝らせば、義援金を送る以外の方法で、自分の普段の興味や活動を源泉にして、自分のいるこの場所からできる支援があるかもしれません。 話題提供者にマップコンシェルジュ株式会社、世界防災減災ハッカソンRace for Resilience 代表であり青山学院大学地球社会共生学部・教授、古橋大地さんをお招きし、オープンストリートマップというご自身の活動をベースに地理空間情報を利用した防災・減災の取り組みを紹介していただきました。議論のファシリテーターはカディンチェ株式会社、代表取締役社長、青木崇行さん。青木さん自身もネパールの震災において独自の支援活動を展開されています。 日常と非常時は地続き。このワークショップでは、古橋さんと青木さんの実践を参考に参加者一人一人が自分の足元からできる災害対応や支援の方法を考えました。

「見るという行為は想像以上にディープ。考えることと密接なつながりがあるんですよ、というお話。〜未来研究トーク2015の記録(2)〜

ディープな錯視の世界から、「見ること」と「考えること」の複雑な結びつきを理解する。 「見る」ってどういうことか、皆さんは深く考えたことはありますか?あるいは「見える」とは?よくある身近な例で考えてみましょう。仕事から帰ると奥さんが不機嫌そうにしています。わけがわからず聞いてみると、「3日前に美容院に行ってヘアスタイルをすっかり変えたのに、あなたはこの3日間全然気づかなかった。私を全然見ていない。愛していないのね。」、と落ち込んでいる。奥さんはちゃんと愛しているし顔もなんども間近で見ているけれど、髪型の変化に気づかないのはなぜか?今回は視覚情報システム研究をされている東北大学電気通信研究所 准教授、栗木一郎先生を話題提供者にお招きし、そんな視覚のミステリーをテーマに取り上げました。「見る」と「考える」のつながりを考えた「未来研究トーク2015」のワークショップ、第3回の取材レポートです。(専門的な内容を伝え切れてない部分がございますが、著者の説明が不足な点はご容赦ください。)

【ワークショップ案内】非常時の行動力の源泉 ~仕事・家庭・そして社会~ 未来研究トーク2015 第3回WS

あなたの力は非常時にどう役立てられるか?未来研究トーク2015(第3回)開催のご案内 ■日時:2015年12月11日(金)19:00-21:00 *終了後懇親会■場所:国立情報学研究所 (竹橋駅・神保町駅より徒歩3~5分)http://www.nii.ac.jp/about/access/■テーマ:非常時の行動力の源泉 ~仕事・家庭・そして社会~■話題提供者:古橋大地(マップコンシェルジュ株式会社・世界防災減災ハッカソンRace for Resilience 代表/ 青山学院大学地球社会共生学部 教授)http://sugoisaigaikunren.org/member/member02.html■ファシリテータ:青木崇行(株式会社カディンチェ 代表取締役社長)http://www.kadinche.com/about/member 話題提供者 古橋先生のTEDxKids動画 非常時の行動の源泉〜あなたは非常時に行動を変化させられるか? 今回は、オープンストリートマップという活動をベースに、地理空間情報を利用した防災・減災に取り組まれている、古橋大地さんに話題提供いただき、ネパールの震災直後から速やかな支援活動を展開している青木崇行さんのファシリテーションによりワークショップを行います。 テーマは、「非常時の行動力の源泉」。職場と家庭で大きな責任を担い、大変多忙な生活を送っている方々も多いと思います。こうして努力している人々が、震災のような非常事態が発生したとき、速やかに自分の行動を変化させられることは、当事者でない人ほど難しいのが現実です。古橋さんや青木さんは、災害発生直後から速やかにプロジェクトを立ち上げ、自分たちの培ってきた知識や技術を新たなフィールドで役立てています。私たちもそうありたいと思いませんか? 今回のワークショップでは、災害と一見無関係に思える私たちの日常生活を見直すことから対話を開始します。例えば、青木さんがネパールの震災直後に動き出せた背景には、学生時代から途上国での活動に従事してきた経験や、東日本大震災で他者の取り組みを観察してきた経験があるそうです。職場・家庭の中にとどまらず、社会人としての自分の役割を広い視点でとらえなおすことは、私たちの行動の文脈に大きな影響を与えるはずです。 震災や紛争といった災害が起きたとき、自然に自分の能力を生かした活動が始められるには、日常的にどのようなことに取り組むべきなのでしょうか、参加者全員が自らの可能性をできるだけ広く俯瞰し、生活にビルトインしうる課題を設定しましょう。 宿題(グループワークで簡潔に発表していただきます) 生計を立てるために不可欠な仕事とも家庭生活とも異なる活動が、自分の生活の中にあるかどうか点検し、それをなぜ自分がやっているのかを再考する。 仕事とも家庭生活とも異なる自分の活動が、災害等の非常事態においてどのような発展の可能性があるか(どのように活動すれば、もっと広い文脈に接続させられるか)考えてみる。 ご参加方法 ■会費 3,000円(懇親会費込・懇親会に参加しない方は1,000円)■連絡先:嶋田一義未来研究トーク実行委員会 事務局長miraikenkyu@googlegroups.com

「ブレストって難しいよね。どうしたらうまくいくかな?」というお話 〜未来研究トーク2015の記録(1)〜

「ものづくり」のことはじめ、ブレインストーミングを考える 「ものづくり」のことはじめは、店頭で手に取る商品の完成度からは想像がつかないような混沌としたプロセス。「つくる」という言葉からは設計図ができてから製品化するまでの「どうつくるか?」の部分を想像しがちですが、一番大切なのは「なぜ、なにを、誰のためにつくるか?」を決める部分。アイディアを生み出し、それをつくるべきだと判断するまでの、ものづくりの、いわゆる「上流」の段階で、異なるスキルや考え方と責任をもった人が集まるチームはどう協働するべきなのか-。今回そんなテーマを取り上げた「未来研究トーク2015」のワークショップを取材しました。