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研究関係のデータの読み方について(河野太郎議員への公開討論記事・4)

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サイエンストークスでは、科学技術予算について研究コミュニティに疑問を投げかけている河野太郎議員への公開討論記事を募集中。掲載第4弾の投稿者は、鈴鹿医療科学大学長(元三重大学長)・豊田長康(とよだ・ながやす)氏。皆さまからのさらなる記事へのコメント、異論・反論、別の角度からの投稿をお待ちしています。

衆議院議員、河野太郎氏への公開討論記事を募集します

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先日から衆議院議員、河野太郎氏が研究コミュニティに向けて「研究者の皆様へ」というタイトルでブログを使った意見募集を開始しました。テーマは研究費。端的に説明すると河野氏が提起しているのは「研究者や大学は基礎研究費が削られてるなんて口々に言っているが、実際のデータをみるとむしろ政府の基礎研究費は横ばいか増えているじゃないか。どういうことなんだ?」という疑問。このテーマに関心のある多くの皆さんが河野氏の連投ポストをフォローしているか、実際に意見や情報をご本人に提供しているかもしれません。

「科学と匠と芸術のコラボである模写の技術。もっとビジネスに応用できないか?」、というお話。〜未来研究トーク2015の記録(4)〜

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「模写」の新たな価値を考える。 いま、東京藝術大学がアツいらしい。最近「最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常」(新潮社)なんて異色のノンフィクションも出版されていて、にわかに東京藝大ブームの兆し…でしょうか?東京芸術大学は言わずと知れた美術、音楽、映像分野をカバーする国内トップのアーティストが集まる芸術大学ですが、実は特に科学技術の観点からいま注目を集めているのが、「文化財保存学」。

「イノベーションのための科学」は科学の本来の価値だろうか?〜ノーベル賞受賞者 梶田隆章教授インタビュー

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ノーベル賞ウイークに先駆けて、サイエンストークスは2015年ノーベル物理学賞受賞者、東京大学宇宙線研究所所長、梶田隆章教授にインタビューしました。「学部時代は研究者になろうと思っていましたか?」「若い頃テニュアを取るまでご苦労はされましたか?」「ノーベル賞受賞者には東大出身者が少ない、なんて言われますけど真相は?」「今の科学技術政策に物申したいこと、ありますか?」などなど、様々な角度からの問いから、等身大のノーベル賞受賞者、梶田隆章教授に迫りました。必読コンテンツです。

研究の熟練職人、「カリスマエンジニア」育成を目出して〜「研究の職人道」を語る座談会(第6回・最終回)

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研究・技術開発に欠かせない大学の研究技術職員。高度な専門職であるにもかかわらず職位や職階がちゃんと整っておらず、技術員個人の業績の定義も曖昧で、ある意味で冷遇されているのが現状です。若くて優秀な技術員を大学に確保し、頑張っている優秀な技術員がたくさんの大学から引っ張りだこになるような状況を作りたい。そのアイディアとは?

研究技術職員の中央雇用と大学コンソーシアム構想 〜「研究の職人道」を語る座談会(第3回)

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「研究現場ではそれぞれの異なる能力を持った人が活躍できる場がほんとはあるんです。ちゃんと分業したほうがいい。」という宮川氏。しかしまだ日本ではURAも技術職員もアメリカほど確立された地位がなく、今まさに混迷期と言えるかもしれません。海外の制度をそのまま日本に当てはめても上手くいかないのが常。そこで出てきた構想とはーー?

サイエンストークスLIVE・第1回「独立系研究者ってなんだ?!」開催!

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サイエンストークスLIVE、始まります! サイエンストークスでは今年9月から、月に1度の「初金(月の最初の金曜日)」にトークイベント、「サイエンストークスLIVE」を開始します。毎回、日本のサイエンスをもっと元気に、面白くするための先駆的な活動をされているゲストをお招きして、時にはゆる〜く、時にはガチで語り合う、2時間のトークイベントです。

【参院選2016】科学技術政策についての政党アンケート、結果を公開。

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7月10日に迫った参議院選投票日。すでに投票する政党は決まりましたか?サイエンス・サポート・アソシエーション(SSA)とサイエンストークスが共同で行った「科学技術政策についての政党公開アンケート」に6党から回答が届きましたので、質問と回答結果をまとめました。投票の参考にしてください。 ご回答いただいた党は、自民党、公明党、共産党、民進党、日本の心を大切にする党、大阪維新の会の6党です(順不同)。各党のご担当の皆様、ご協力大変ありがとうございました。 アンケートの内容と各党の回答は前の記事を参照 全ての回答をまとめて見たい方はスプレッドシートをご覧ください。 <関連記事> SSAの榎木英介さんのアンケート結果まとめ記事 【オピニオン】研究費と若手研究者ポストについての問題提起。各党に方針を問う(宮川剛/藤田保健衛生大学・教授) 【オピニオン】科学技術政策についての各党の見解まとめ。問題意識は共有しつつも、意見は大きく分かれる結果に。(小山田和仁/サイエンストークス委員) 【オピニオン】大学統廃合はどこまで進むか?防衛関連研究支援への各党の見解は?(湯浅誠/サイエンストークス副委員長) Sho Kasuga氏のアンケートまとめ・感想記事はこちら 1-1.  政府の研究開発投資、目標額26兆円は妥当か? 「第5期科学技術基本計画が2016年4月より施行されましたが、今後5年間での政府研究開発投資の目標額は26兆円に設定されています。第4期計画での目標額は25兆円(実績22.8兆円)でしたので、1兆円が増加されたことになります(参考)。日本の2015年度の政府研究開発投資は3.5兆円でしたが、米国18.2兆円 (2017年度)、中国 11.1兆円 ( 2013年度)、韓国1.7兆円 (2013年度)をそれぞれ政府が拠出しています(参考)。また2000年度の拠出額を100とした際の指数は、日本は110ですが、米国162、中国1075、韓国348となっています(参考)。第5期計画の目標額26兆円は妥当だと思いますか?」 1-2. 26兆円の研究開発投資、財源はどこから捻出すべき? 「26兆円の財源はどこから確保するべきだと思いますか?」 2-1. 大学の運営費交付金と、研究費の競争的資金を巡る問題について 「これまで、国立大学の運営費交付金を削減する一方で、科学技術研究費補助金(科研費)をはじめとした競争的資金を増額して競争的環境を作り出すという政策が長くとられてきました。一方で、過度の競争や過度の選択と集中が、我が国の研究力を弱めているという指摘があります(参考1、参考2)。申請作業で疲弊してしまい本来行うべき研究そのものに集中することができにくくなっていることや、研究費獲得ができず研究を諦めざるを得ない研究者が増えていること等がその原因であると考えられています。また、過度の競争が研究者の不正行為を助長しているという指摘もあります。同問題について、貴党の政策にもっとも近いものを一つお選びください(複数選択可能です)。」 各政党の回答とコメントはこちら。 2-2. 競争性を担保した安定した基盤的研究費の導入についての見解は? 研究費の新しい仕組み作りの案の一つに「競争性を担保した安定した基盤的研究費の導入」というものがあります。この案は、研究者の過去の実績の評価に基づいて基盤的な研究費を配分するというものです。支給額は一定期間ごとの審査によってゆるやかに変動しますが、現在の科研費のように不採択によって突然ゼロになってしまったり、極端に増えたりはしません。これにより、研究者は、堅実なタイプの研究はもちろん、ハイリスク・ハイリターンのタイプの研究にもじっくりと取り込むことができるようになると期待されます。同案については、ネット上のアンケートでは、約9割の研究者がこのような仕組みを導入してほしいと回答、また、「このような基盤的研究費を導入すると、国全体として見た時に、研究成果のアウトプットは増えるとおもいますか?制度全体の研究費の額はかわらないという前提でお答えください」という質問に対し、約8割の研究者が「増えると思う」と回答しています。同案について、貴党のお考えをおきかせください(複数選択可能です)。   3-1. 若手研究者の研究ポスト不足問題について取り組みは必要か? 「今日、我が国では、研究者の安定なポストの数が不足しており、多くの若手研究者が任期付きの不安定なポストに就かざるを得ないという状況があります。そのような状況のもと、昨年度から「卓越研究員制度」が開始されました。同制度は、文部科学省が優秀な研究者を「卓越研究員」と認定し、受け入れ先の研究機関に、国が研究費等を一定期間支援するというものですが、現時点では採用人数はごく少数に限られています。この制度では、「着実で堅実」な成果を出している博士研究者は対象として外れてしまいがちであるという問題も指摘されています。若手研究者のポスト問題について、貴党の政策にもっとも近いものを一つお選びください(複数選択可能です)」 3-2. 日本版テニュアトラック制度の導入について 卓越研究員制度とは別に、研究者コミュニティ発のアイデアとして、「安定性と競争性を担保する日本版テニュアトラック制度」が提案されています。これは、研究実績の評価による審査に合格した研究者を中央で雇用し、最低限の基本給を保証するというもので、加えて、研究の業績・評価や教育コマ数などに連動した競争的なアドオン給与が設定されています。この案では必ずしも「卓越」した研究者だけでなく、着実に堅実な研究成果をだしているような博士研究者も対象として想定しています。同案について、貴党のお考えをおきかせください(複数選択可能です)。 4. 学術論文のオープンアクセス化を政府として義務化するべきか? 「現在、学術論文はそのほとんどが電子化され、ネットからダウンロードすることができるようになっていますが、料金を支払って購入しなければいけないタイプのものと無料でダウンロードできるタイプのもの(オープンアクセス論文;OA論文)があります。前者のタイプの論文については、出版社に高額な雑誌購読料金を支払うことのできる一部の大学・研究機関に所属する研究者は無料でアクセスできますが、それ以外の研究者・一般市民はできないため、情報格差が生じてしまっています。また、税金で行われた研究成果にアクセスするために再度料金を支払う必要があることへの批判もあります。諸外国では、研究成果が社会で広く活用されるようにためには論文のOA化が重要であるという考え方が一般的になりつつあり、米国では公的資金を用いた研究による論文はOA化することが既に義務付けられており、またEUでも2020年までにOA化を義務付けることが予定されています(参考1、参考2、参考3)。公的資金を用いた論文のOAの義務化について、貴党の政策にもっとも近いものを一つお選びください(複数選択可能です)。」 5-1. 少子化時代の大学のあり方は? 「少子化により将来的に学生数の減少が予想される中、日本の大学はどのように今後改革を進めていくべきでしょうか?」   5-2. 少子化時代、大学のグローバル化をもっと進めるべきか? 「米国の大学のように海外から学生を集めるなどのグローバル化を進めるべきである、という意見があります。スーパーグローバル大学創成支援など、積極的なグローバル化を進める施策も行われていますが、目的達成のための予算が十分でないという指摘もあります。大学のグローバル化を進めるべきだと思いますか?」 5-3. 人文社会系および教育系学部・大学院の改革に賛成?反対? 「昨年文部科学省の通達(国立大学法人等の組織及び業務全般の見直しについて(平成27年6月8日文科高第269号文部科学大臣通知))を受けて、国立大学における人文社会系および教育系学部・大学院のあり方が議論となりました。人文社会科学研究については、経済的価値や社会的要請に左右されないほうがよいという意見がある一方で、そのような要請に従い研究・教育体制を変革していく必要があるという意見もあります。この通達に記されている国立大学の人文・社会科学分野のあり方について、どのようにお考えですか?」 6. 大学において、安全保障・防衛関連の研究を推進すべきか? 「昨年度から防衛省において、大学や企業等を対象とした研究支援制度(安全保障技術研究推進制度)を開始しました。また自民党は「防衛装備・技術政策に関する提言」において現在6億円程度の同制度の予算を100億円規模に拡充するという提案を行っています。大学における安全保障・防衛関連研究についてどう考えますか?」 7. 研究者と国民の対話をどう進めるべきか 「震災や原発事故、STAP細胞事件、疑似科学問題など、科学技術に対する社会の信頼を低下させる問題が起こっています。科学技術の負の側面も含めて、国民とどう対話していくか、解決が求められている社会問題に科学技術がどう対処するか、といったことに関して、貴党が採用すべきと考える対策をお選びください(複数選択可)。」

若者よ、投票へ行こう!…とその前に。参議院選挙にむけた各政党への科学技術政策公開アンケート開始!

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各政党の科学技術政策の方針を公開アンケートで聞きました。 2016年の参議院選挙が6月22日に公示となりました。投票日は7月10日。もう投票する政党や候補者が決まっている方も、迷っている方も、そもそも投票に行くつもりなかったという無関心な方も、ちょっと待った!サイエンストークスのウェブサイトをご覧になっているあなたは、サイエンスや科学技術に並々ならぬ関心があるはず。各党の科学技術政策の方針を聞かずして、投票政党が決められますか?それは否です! 実はサイエンストークスの議員でもある近畿大学医学部の榎木英介氏が主催する、科学技術と社会のあり方を考えるグループ「サイエンス・サポート・アソシエーション(略してSSA)」は、2012年の衆議院選挙、2013年の参議院選挙で、各政党にむけての科学技術公開アンケートを行って有権者にむけた情報提供をされていました。今回の参院選に向けて、SSAとサイエンストークスがコラボ。各政党への「科学技術政策公開アンケート」を作成、各政党にむけて送信しました。 各政党からのアンケート回答の締め切りは6月末日。回答が届き次第、本サイトのページ下に公開していきます。サイエンスを愛するみなさんの少しでも参考になれば幸いです。 公開アンケートの中身はこちら 政党別公開アンケート回答 今回公開アンケートを配布した政党は以下の12政党です(順不同)。各政党名のリンクをクリックして、回答のPDF版をご覧ください。 「民進党」のアンケート回答(6月22日着) 「日本のこころを大切にする党」のアンケート回答(6月24日) 「おおさか維新の会」のアンケート回答(6月28日) 「公明党」のアンケート回答(6月30日) 「日本共産党」のアンケート回答(6月30日) 「自民党」のアンケート回答(7月5日) 「幸福実現党」のアンケート回答(未着) 「新党改革」のアンケート回答(未着) 「新党大地」のアンケート回答(未着) 「生活の党と山本太郎となかまたち」のアンケート回答(未着) 「社民党」のアンケート回答(未着) 「緑の党」のアンケート回答(未着) 各党からの回答をいただき次第、順次本ページに回答をアップしていきます。(回答がない場合は、「回答なし」としてご報告予定です)。 科学技術政策についての公開アンケート2016年版のなか見 公開アンケートの質問テーマは、①政府の研究開発投資について、②研究費の問題、③若手研究者のポストの問題、④学術論文のオープンアクセス化推進、⑤大学のあり方について、⑥大学における安全保障・防衛関連研究について、⑦研究者と国民の対話についての7項目。詳細は以下のスライドシェアからお読みください。PDF版はこちらからご覧ください。 参議院選挙2016 科学技術政策に関する各政党への公開アンケート from Science Talks (サイエンストークス) 今回の選挙、2015年6月の改正公職選挙法の施行で、選挙権のある年齢が18歳に引き下げられたんですよね。科学技術に関心のある若者のみなさん、これから研究者や研究技術者を目指す学生の皆さんも、関心のある分野の政策について各政党の考えはどうちがうのか、情報を集めて、投票にいきましょう。 それでは情報は随時、本ページにアップしていきます。リアルタイムな情報を知りたい方はFacebookでサイエンストークスをフォローして下さい。コメントもお待ちしています。

政府の「ゲームチェンジ」という言葉が意味するもの・科学が市民に委ねられる新しい時代へ 〜勝手に「第5期科学技術基本計画」編集部反省会(第6話・最終話)〜

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2016年1月22日に閣議決定され、すでに施行が開始された政府の第5期科学技術基本計画。当然気になるのが、「僕らの提案、少しは盛り込んでくれてるのか?」という疑問。そこで、サイエンストークスの小山田和仁さん、嶋田一義さん、湯浅誠さんの3名が集結。政府の答申案をサイエンストークスの提案内容と比較しながら、日本の科学技術の今のこれからについてじっくり語りました。 (収録は2016年1月、政府の答申案を資料として利用しています。) 第6回     (つづく)